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Why — The Problem

日本の海で、いま “海の砂漠化”が進んでいる。

海藻の森が消える「磯焼け」。その影響は、静かに私たちの暮らしへ。

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What is Isoyake

磯焼け——
海藻の森が、消える現象。

沿岸の岩場から海藻が姿を消し、白い岩肌がむき出しになる現象を「磯焼け」と呼びます。一度失われた藻場は、放置しても自然には戻りにくいことが知られています。

Causes

海水温の上昇、ウニや植食性魚類による食害など、要因は海域によって複合的。唐津の現場では、ガンガゼの過剰な食害が大きな要因のひとつです。

What we lose

魚や貝の産卵・生育の場(ゆりかご)、CO₂を吸収するブルーカーボン、そして地域の漁場と食文化。生態系の土台がまるごと失われます。

海藻が消えた海底
Mechanism — The Chain

磯焼けは、ひとつの原因では起きない。

温暖化から始まる連鎖が、藻場を食べ尽くす側へと海を傾けていく。
唐津の海では、この連鎖の終点に「ガンガゼによる食害」がありました。

温暖化 海水温上昇 生態系 の変化 外来種の 異常繁殖 海藻の食害 磯焼け
  1. 温暖化
  2. 海水温上昇
  3. 生態系の変化
  4. 外来種の異常繁殖
  5. 海藻の食害
  6. 磯焼け
The Data — 海の異変

日本の海から、
魚と海藻が消えていく。

海藻が消え、岩肌がむき出しになる現象「磯焼け」が全国に広がっています。
海の生態系の根幹が失われるこの影響は、静かに私たちの暮らしへ。

日本の漁業・養殖業 生産量と生産金額の推移 1980年代ピーク → 2023 …⟶ 2030(推計)
生産量(万t) 生産金額(兆円) 2030 推計
2030 推計 1,200 800 400 0 1982 2004 2023 2030 1,282万t 2.98兆円 372万t 1.69兆円
0%生産量
1,282→372万t
0%生産金額
2.98→1.69兆円

出典:水産庁「海面漁業生産統計調査」「漁業産出額」(e-Stat)/水産白書。2030年は過去トレンドの延長による推計で、公的な将来予測値ではない。中間年は主要年をプロット。

全国の磯焼け分布 Coastal burn-off in Japan
日本の磯焼け分布図 — 北海道から九州まで全国の沿岸で発生

磯焼けは北海道から九州まで全国の沿岸で発生。ほぼ全域の沿岸が影響下にある(白色域は内湾・瀬戸内等)。参考:水産庁「磯焼け対策ガイドライン」(図はイメージ)

Structural Issues — The Vicious Cycle

磯焼けの先にある、
抜け出せない悪循環。

磯焼けは、海だけの問題ではありません。漁獲の減少は担い手を減らし、経営の苦しさは乱獲を招き、それがまた海を痩せさせる。3つの課題が、互いを悪化させ合っています。

Issue 01

磯焼け・藻場減少

海洋生物の餌場・住処・産卵場所として機能する藻場の消失は、海の生態系の根幹が失われる現象。漁獲の減少に直結しています。

Issue 02

資源管理と乱獲

環境の変化に合わせた資源管理のルール策定が間に合っておらず、また、漁獲減少で経済的に苦しくなった漁師は、乱獲せざるを得ない状況に陥っています。

Issue 03

高齢化・担い手の減少

漁獲魚種の変化、漁獲量の減少により、過去と比較し稼げなくなった水産業は、著しい担い手不足・高齢化に直面しています。

Our Approach — 4 Countermeasures

だから私たちは、循環そのものを断ちにいく。

海を戻すだけでは足りません。獲るものの価値を上げ、海と関わる人を増やし、ルールを変える。4つの打ち手を同時に進めます。

  • 01活動のスケールと藻場再生海域の拡大
  • 02漁獲価値向上のためのブランディング
  • 03企業/個人の海との関わりを創出
  • 04環境の変化に合わせた資源管理の提言

それでも、“海の砂漠”は森に還せる。

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